引用 柏市民新聞 第1554号

「千葉大柏の葉移転に反対」市長が今議会で答弁

 今月3日、全国紙が「千葉大学柏の葉キャンパスの用地売却」に関する記事を報道したことを受け11日、柏清風の山田一一議員が今議会で、事実関係や今後の影響などについて質問した。
 これに対し、市長は、「千葉大柏の葉キャンパスは、公民学連携による国際学術都市、次世代環境都市を進める上で欠くことのできない重要な役割を担っている。同キャンパスが全面移転となった場合、北部のまちづくりの根本的変更が迫られる上、関係者にとっても大変痛手になる。そのことから市としては、同キャンパスの柏市以外への移転は反対であり、存続を希望するという考えを千葉大に伝えていく」との考えを述べた。
 報道された記事には「松戸市の千葉大園芸学部の移転問題で、同大の環境健康フィールド科学センター(柏市)の用地を売却し、移転先の用地購入費に充てるなどとする学長の移転検討案が2日、明らかになった」と書かれている。
 この記事の事実関係について、同大財務部財務課は「現在、西千葉キャンパスに隣接する東大生産技術研究所の用地を購入するかどうかを学内で検討しており、夏までに結論を出す」と回答した。
 松戸市は、これまでに県知事や文化大臣に対し、存続を求める要望書を提出。同大園芸部に対しても緑地保全制度を活用した助成金の支給を提案している。昨年8月には、「市民の会」が同大学長に15万人分の署名を提出し、存続を要望した。

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