■ 森田知事は答弁書から目を離さず
6月定例会において、森田知事は初めて答弁を行いました。

自民党・民主党の代表質問に対して、約8割は答弁をしましたが、答弁の間は終始答弁書から目を離さず、再質問も後ろ(行政職員から回ってくるメモ書き)を気にしながら、内容を自分でメモするでもなく、再答弁も自分の言葉で説明することもありませんでした。

もちろん、難しい専門的な内容がわからないのであれば、仕方がないと思うのですが、例えば「収入を増やすというけれども、今の制度では県独自の財源をつくればその分交付税が減らされ、収入は増えた分の25%分しか収入にはならない。そういった制度の内容の感想はどうか」と森田知事に感想を求めても、質問には答えず、前代未聞の代表質問での部長答弁となりました。

■ 質問内容

自民党・民主党とも発言時間1時間、答弁の時間も約1時間、合計2時間の質疑ずつでした。

自民党の河上議員の質問は、全部で19項目37質問に及ぶ質問(本人説明)。知事に対する選挙中からの一連の問題の見解についてはどうか、マニフェスト事業についての質問8項目16質問など、広範囲にわたる質問が印象的でした。

民主党の田中信行議員は、知事の政治資金に関する道義的責任や知事のマニフェスト事業(アクアライン、リニアモーターカー、移動交番、鬼泪山問題)や国の直轄事業負担金に対する千葉県の消極的な説明、県職員の不正事件などの質問で、再質問を含め49の質問をしました。

特に知事の「借金を増やさないようにする」とした当初の姿勢に対して、すでに今回の補正予算で230億円の借金を増やしていることなどの財政問題についての質問は知事も副知事も部長も明確な答弁ができなかったような気がします。


編集中。

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