引用 柏市民新聞 第1553号
 手賀沼花火大会中止に
  不況で協賛金集まらず

 昭和62年から開催されてきた「手賀沼花火大会」が23回目を迎える今年、中止されることになった。不況の影響で企業から協賛金が集まらなかったことが理由。柏市は1月に柏商工会議所と協賛金の集まり具合について連絡を取り合い、2月には中止の方向で進めることが決まっていた。その後、柏市側から開催断念の意向が我孫子市側に伝えられた。そして、今月15日の大会役員会では我孫子市が規模縮小などを提案したが、警備上の問題があり、中止が決定。来年については開催する方向でまとまった。

「不況のあおり 花火大会にも」
 開催中止の最大要因は協賛金が集まらなかったことだ。これまでは、企業の大口寄付で集めてきたが、経済情勢や7月末開催の「柏まつり」の寄付と重なることから企業からの協賛金集めが困難になった。
 手賀沼花火大会については、2月に柏商工会議所の常議員が中止の方向で進めることを決定。しかし、我孫子市側に事情説明されたのは我孫子市商工会に3月、我孫子市には4月となっている。そして、実行委員構成メンバーの両市と柏商工会議所と我孫子市商工会、柏市沼南商工会が一堂に会し話し合ったのは今月の15日の役員会。我孫子市は開催を主張したが、警備上の問題がネックとなり、中止が決まった。
 来年については、資金確保の枠組みを市民の寄付、企業の小口寄付など広くし、呼びかけていく方針。
 手賀沼花火大会は昨年、約1万3500発を打ち上げ、過去最多の41万人が訪れた。柏市側の協賛金は約1900万円で、打ち上げ費用に全額充てられた。

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