民主党小沢代表が辞任を表明されました。
報道によると、どうやら近々代表選挙が議員総会で開かれるようです。
挙党一致の態勢が築かれるようにしてもらいたいものです。

代表については、辞任するべきだ、との多数の意見が国民からあったことは報道の調査で知っていますが、肉声で聞いた声は「辞めなければだめだ」の一点張りで、理由はあまり明快でなく、直接聞いたところでは「悪いことをやったんだから辞めるのが当然だ」「民主党の政権交代を期待していたのに、期待できなくしたから」という声が多かったですね。

ここで疑問をさしはさみたいのが報道についてです。

「そもそも小沢代表が悪いことをやったのかどうか」これはまだわかりません、秘書が有罪なのか、無罪なのかはまだ起訴された段階なのですから。

これについては、報道各社の報道の仕方にも問題があるような気がします。

報道の世論調査については、以前、なぜ小沢代表だけが「やめるべき」「やめなくてよい」という世論調査になるのか疑問だ、ということはどこかで書いた記憶があります。

この点は非常に疑問で、これからは時の総理や大臣にこうした問題が起きた時にはぜひ報道で、同じようにこの選択肢で世論調査やアンケートを行ってもらいたいものです。

説明責任が足りない、これについても同様です。ぜひ報道陣の皆さんにはご留意いただきたいと思います。

もうひとつの「政権交代への機運をしぼませてしまったこと」については上記理由も大きな要因ですが、その点については、確かなことだと思います。

そしてだからこそ、今回代表は責任をとったのではないかなと思います。自民党の皆さんが「なぜ今なのか」と首をひねって批判されてましたが、多くの国民の皆さんのご期待に添えなかった、というのが理由ではないでしょうか。


さて、説明責任とは何を聞きたいのか、についてですが、政治資金報告書に虚偽記載をしたとの秘書は逮捕され、否認をしていると認識しています。すでに第三者委員会も設立され、その原因を党として究明していこうという動きもあることです。

そこで、説明を求める項目は「なぜうそをついたのか」ではなく「なぜ多額の献金が必要か」なのか「なぜ西松建設は小沢代表に献金をしたのか」ということなのかな、と思います。

「なぜ多額の献金が必要か」については、他の政治家も同じ説明責任があると思いますが、その点については報道関係はあまり考慮をされていません。ただ、時の人となった小沢代表から聞きたい、という気持ちもわかるので。

一人の政治に携わるものとして、確かに議会報告を印刷して、配布して、ポスターを貼って、秘書を雇ってとお金がかかるのは事実ですしその点多くのお金がかかります。そして選挙を行うときにもやっぱり、お金はかかります。

小沢さんの場合は多くの秘書を雇っていらっしゃるでしょうし、多くの候補者を輩出し、多くの選挙を手がけてきたことから、より政治団体活動費はかかっているでしょうし、その報告書の資金も相当な額に上っていると想像はできますが、収支報告書に記載されているでしょうし、この点は調べた報道関係者が書けば問題ないような気がするのですが、どうなんでしょうか。


それから「なぜ西松建設は小沢代表に献金をしたのか」ですがこれは企業側にも聞いていた報道があったと思うのですが。確か「東北地方で受注を伸ばしたかった」とかでしたっけ?未確認なのでちょっとわかりませんが。

ただ企業側が期待するようなことは、今の入札制度は、電子入札やら郵便入札など不正防止に厳しくなっていますし、最低制限価格なんかも批判はありますけど、公表しているので不正のしようが無いのではないかなと思います。役所もかなり対応が敏感ですし、昔のような不正はないんじゃないかな、というのが印象です。実際そんなことはできないんじゃないかなと思うんですが。
ただ役所に来る前の談合については自分はまったくわからないですが。

とにかく代表辞任にあたって、民主党が求められてるのは、補正予算や法律の審議をしっかり行うこと。わたしたちの生活の不安を解消するための政策の提言。その役割をしっかり果たせるよう、しっかり代表を選び国民にむけて説明していくことだと思います。私も頑張ります。


ついでに、今後は、一連の政治資金規正法違反については、これから、同様の場合は秘書が逮捕されるのかどうかを注目したいと思います。

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