引用 柏市民新聞 第1535号
 消防の通信指令機器の更新時期を迎え、柏市と我孫子市の両消防は指令システムの共同運用に向け、平成22年度開始を目指し準備に入った。スタートすれば関東以北の東日本では初の共同運用となる。市消防局の現システムは平成8年に整備され、老朽化と機種の旧態化への対応が迫られていたことに加え、平成17年、国が共同運用に向けた方針を打ち出したことが背景にある。
 共同で機器を更新して運用するメリットについて、同局は、緊急時により迅速で的確な対応が可能になるなど指令システムの体制強化と、整備・運用コストの圧縮を上げている。具体的には、最新技術の導入による119番の受信・処理能力のアップとともに、市域を越えた連携、応援体制の強化につなげる考え。
 コストは両市の人口比に応じて按分(3対1)。同局の試算によると、柏市が単独で整備した場合8億4千万円要するところ、1億9千万円削減。人員配置を含めた維持管理費は10年間で9千万円圧縮を見込んでいる。
 更新にあたっては、総合的な防災対策の観点から、現在別系統の情報システムを、本庁舎と可能な範囲で一元化する方向で検討していく。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索