県内視察

2009年2月25日 お仕事
水郷佐原観光協会の観光振興と小野川周辺地区、銚子市立病院などを視察。

佐原では、観光振興に対する取組を市及び観光協会に聞いてきました。

市民の皆さんがボランティアでガイドを行う佐原市は、実は以前、議員になる前に秘書時代に視察に来ています。

その後どうなったのかな、と思いながら説明を聞いてましたが、商店街のおかみさんの協力や市の努力もあって、観光振興は少しずつ前進しているようです。

銚子市立病院では、現在閉鎖されている病院の視察と、市役所側の説明を聞いてきました。

病院は、大変綺麗な状態で閉鎖をしていましたが、多くの機器類が閉鎖をしても止められないということで大変な維持費がかかっていることが強い印象として残りました。

ただ、市や議会の方との話では、病院運営に携わっていた医師や派遣する側であった大学病院側の姿勢に課題があったことも理解できました。

市立病院だからと税金で最新機器を次々と購入し、大学側の研修施設のような扱いというように感じられてしまうと、市としてもそんなにはお金をかけられないという感情になったのかもしれません。

税金は自分のお金ではない、という意識がどこかで働くことが問題の根底なのかもしれません。

また、財政難で医師の給与を下げるとしたことが、きっかけで医師の確保が難しくなったことは、やはり残念です。国の医師不足対策の遅れが公立病院を閉鎖に追い込むことになったことを認識しなければなりません。

この問題は、結局は市民が、赤字となっても公立病院というサービスを必要としそこに税を払うことを容認するのか、容認しないのかという判断をどこかでしなければいけない問題だと思います。


そして公立病院の運営については、国で公立病院のガイドラインをつくりしばりをかけましたが、支出をすることが悪のような、そして健全経営という数字的な判断材料だけで一律に対応することも大きな間違いではないかと感じています。

最後は市民が決める、地方「自治」の判断を求める重要なケースとして、銚子市民に注目が集まると思います。

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