あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
社会的にも個人的にも昨年はいいことがあまりありませんでした。
夏までのガソリン高騰、秋からの急速な信用収縮、農産物・水産物をはじめとする物価高と、給与所得水準の低下や雇用不安、社会保障の機能不全…。マイナス材料はあげたらきりがないですね。
今年は、総選挙の年。任期満了が9月10日の衆議院議員、遅くても秋までには必ずあります。
通常国会は1月5日からと例年より2~3週間早い開会。二次補正予算の中身をできるだけ早く明らかにしてもらいたいですね。
なぜならひとつは景気対策の遅れが信用不安を増幅させているからです。今後の対策が見えてこないため、社会は疑心暗鬼になっている。そのため持っている財産を安心して設備投資にも消費にも控えてしまうといった心理的要素があると思うからです。
二つ目には現実問題として、すでに雇用不安に直結してしまっていてその対応策が打てて居ないこと。確か6・7年前に行政が臨時雇用対策で行政みずからの仕事を増やして臨時に職員を雇用していたという事例があったと思いますが、これを2次補正でやるなら早急に決めてもらわねば、最悪6月ごろまでに後ろ倒しになってしまいます。年度末には企業会計が相当苦しい状況になっていると思いますので、雇用不安は相当拡幅されてしまっていると考えねばなりません。
もうひとつは千葉県では県知事選挙の関係で1月28日から21年度1月招集の県議会が開会するのですが、12月の県議会で指摘しましたが、この県議会で政府の二次補正予算に対応した20年度三回目の補正予算を提案し成立させないと、年度を越えてしまい、一人千葉県だけが対策が遅れてしまうことになるという事態も想定できるということ。
政府は、財源を国が握っていて、地方には殆ど余力がないという現状を踏まえて対策が必要です。
現在のシステムですと、国の補正予算が仮に1月半ばに発表されたとして
大半の県では2月議会に対応した補正予算が発表され
大半の市町村では3月に発表される。
予算執行がされるのは当然予算案が成立してからですので、国会が決まらないと、県議会が決まらない、県が決まらないと市でも決まらない。
さらに、予算執行される際に例えば入札、例えば随意契約でも相見積もりなどの手続きに時間を要します。
こういう仕組みになっているのですから、年度末に間に合うか間に合わないか、の現場は大変です。とくに間に合わせねばと市町村などは神経を尖らせ、残業しても追いつかないという状況になっていきます。
例の給付金の際に「これが分権というのはおかしい」と書いたと思いますが、財源も権限も自治体に渡さず、仕事だけを丸投げするのは地方分権とは言いません。
政府も国会議員も与野党問わず、いまのこの国のシステムを良く考えて景気対策を行っていただきたいと切に願うものです。
とにかく…
今年こそはよい年でありますように。
本年もよろしくお願い致します。
社会的にも個人的にも昨年はいいことがあまりありませんでした。
夏までのガソリン高騰、秋からの急速な信用収縮、農産物・水産物をはじめとする物価高と、給与所得水準の低下や雇用不安、社会保障の機能不全…。マイナス材料はあげたらきりがないですね。
今年は、総選挙の年。任期満了が9月10日の衆議院議員、遅くても秋までには必ずあります。
通常国会は1月5日からと例年より2~3週間早い開会。二次補正予算の中身をできるだけ早く明らかにしてもらいたいですね。
なぜならひとつは景気対策の遅れが信用不安を増幅させているからです。今後の対策が見えてこないため、社会は疑心暗鬼になっている。そのため持っている財産を安心して設備投資にも消費にも控えてしまうといった心理的要素があると思うからです。
二つ目には現実問題として、すでに雇用不安に直結してしまっていてその対応策が打てて居ないこと。確か6・7年前に行政が臨時雇用対策で行政みずからの仕事を増やして臨時に職員を雇用していたという事例があったと思いますが、これを2次補正でやるなら早急に決めてもらわねば、最悪6月ごろまでに後ろ倒しになってしまいます。年度末には企業会計が相当苦しい状況になっていると思いますので、雇用不安は相当拡幅されてしまっていると考えねばなりません。
もうひとつは千葉県では県知事選挙の関係で1月28日から21年度1月招集の県議会が開会するのですが、12月の県議会で指摘しましたが、この県議会で政府の二次補正予算に対応した20年度三回目の補正予算を提案し成立させないと、年度を越えてしまい、一人千葉県だけが対策が遅れてしまうことになるという事態も想定できるということ。
政府は、財源を国が握っていて、地方には殆ど余力がないという現状を踏まえて対策が必要です。
現在のシステムですと、国の補正予算が仮に1月半ばに発表されたとして
大半の県では2月議会に対応した補正予算が発表され
大半の市町村では3月に発表される。
予算執行がされるのは当然予算案が成立してからですので、国会が決まらないと、県議会が決まらない、県が決まらないと市でも決まらない。
さらに、予算執行される際に例えば入札、例えば随意契約でも相見積もりなどの手続きに時間を要します。
こういう仕組みになっているのですから、年度末に間に合うか間に合わないか、の現場は大変です。とくに間に合わせねばと市町村などは神経を尖らせ、残業しても追いつかないという状況になっていきます。
例の給付金の際に「これが分権というのはおかしい」と書いたと思いますが、財源も権限も自治体に渡さず、仕事だけを丸投げするのは地方分権とは言いません。
政府も国会議員も与野党問わず、いまのこの国のシステムを良く考えて景気対策を行っていただきたいと切に願うものです。
とにかく…
今年こそはよい年でありますように。
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