後期高齢者医療制度の速やかな中止・撤回を求める意見書(案)

 年齢を重ねれば、誰でも病気にかかりやすくなる。こうした高齢者に十分な医療を提供することは当然なことである。
 しかしながら、本年4月から実施された後期高齢者医療制度は、結果的に年齢によって受けられる医療を差別するものであり、世界でもほとんど類をみないものである。
 75歳を境にして受けられる医療の内容が制限され、フリーアクセスが阻害されることがあってはならない。後期高齢者医療制度は、憲法で保障されている生存権や基本的人権、人間の尊厳をも踏みにじる制度である。
 よって国においては、高齢者が、いつでも、どこでも安心して医療が受けられるよう、医療内容を差別するような後期高齢者医療制度について速やかに中止・撤回することを強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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