12日～14日まで視察

この3日間で青森県東海村、むつ市、六ヶ所村などを中心に、原子力発電所建設予定地や、再処理施設などエネルギー関連施設の視察を行ってきました。

東通原子力発電所では、東北電力原子力発電所施設の概要説明、原子力発電の特徴や海水を利用した熱処理について、発電のしくみや安全対策、環境対策などについて説明をうけ、また東京電力さんのご配慮で建設予定地を視察してきました。

海に面した建設予定地では建設が進められており、中越地震で被害を受けた柏崎原発の事故があったことから、地盤調査や安全対策などについての配慮のお話、また電力不足が懸念されることなどを職員の方から話を聞いてきました。

また現地は熊などが確認されるなど、自然環境豊かなところでもあり、環境面への配慮など、苦労している点についても話を伺ってこれました。


むつ市のリサイクル燃料備蓄センターについては、建設についてのこれまでの経緯や、国内で稼動する原発の使用済み燃料の現状について施設計画の概要などについてお話を伺ってきました。建屋ができる建設予定地では、2010年の開始にむけた工事計画などを図面を使って説明を受けてきました。

安全対策を万全にすることはもとより、住民への戸別訪問などを行い不安・不信をぬぐう努力をされていることについては、行政もやはり見習うべきかと思います。


また付近の風力発電施設なども現地視察を行ってきました。悔しいことですが、海外の風車で日本の風力発電をつくっているとのこと、日本が環境対策にもっと早く取り組んでいればもしかしたら内需の刺激策のひとつとなったのかもしれません。


その他、六ヶ所村の日本原燃本社、再処理工場（運転試験中）、ウラン濃縮工場、MOX燃料加工工場、低レベル放射性廃棄物埋設施設、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター などのお話を聞いたり、現地視察を行ってきました。

今日本がおかれているエネルギー事情なども合わせて話をきくことができ、今後のエネルギー問題について認識を新たにしてきました。