県議会の代表質問が行われました。
午前中は自民党・政調会長岡村 泰明 議員、
午後は民主党・議員会長の河野としのり議員。
柏の市議会とは打って変わって、とてもおとなしい議会です。
ヤジは聞こえてきませんし、私語も滅多にない。
私は一番前の議席なので、チョロチョロ振り向くこともできずに聞いていましたが、後ろは眠っていたんでしょうかね?
内容がわからなくて、ヤジも声かけられない、という状態ならこれまた問題ですが…
とにかく騒がしい柏の市議会とはだいぶ違うので戸惑いました。
さて肝心の内容ですが、
ひとつは今日提出をされました議案第21号議案の県職員の給与カットの条例案も含めて、民主・自民両党とも、県職員の給与カットという非常手段を使わねばならない財政の逼迫状況がどの程度なのか、という質問がされました。
堂本知事からは、景気の堅調な回復により税収が増加すると予測しているのにも関わらず実質的なプラスの額が79億円に満たない理由は、政府が地方自治体の経営努力を認めず自己の財政負担軽減に走っているためだとの責任転嫁と県のお手盛りの事業選択の話が強調されたにとどまりました。
確かに国が地方自治体をないがしろにし、財源移譲と交付税の大幅減額をセットとした三位一体の改革などの政府の姿勢は、地方いじめの側面があり、この点に同意する事はできます。
しかしだからといって予算編成権が知事に在る以上、予算編成に際して税収増が、財政の再建につながらないのは知事の責任であり、経営責任逃れでしかありません。
県民負担増となった「定率減税の廃止」という措置が借金返済に充てられず、または福祉資金としての使われ方をしていない、今年度の予算編成について、河野会長が訴えたように「知事は県民の納得のいく説明をするべき」だったのではないでしょうか。
職員の給与カットも、河野会長が指摘したとおり、他県とは違って千葉県では民間給与(従業員100人以上の大企業ではなく、50人程度の会社も含めたもの)と比較して公務員給与が平均9000円超低い状態が続いていて人事委員会から是正勧告がきているとのこと。
今回の労使交渉の説明では、30歳以下の若年者のカットが見送られたようですが、一番家計的に苦しい高校大学生を抱える、40歳代の一般職員についてはカットが更に2年続きます。都合6年間給与カットが行われることは、全職員の8割を占める日夜治安の維持に神経をすり減らして頑張っている警察官や、教育の荒廃に歯止めをかけ朝から晩まで部活に勉強に共同生活に児童生徒の成長を願っている学校現場の先生にしわ寄せがいき、士気の停滞を招いていくことになりはしないでしょうか。
全国を対象としたマスコミの公務員たたきと、
千葉県職員の現状は、その違いに説明が必要でありそうです。
もうひとつは
教育に対する質問が、別の角度ではありますが重複しました。
河野会長からは校長の人事権について、自民からは教育三関連法案と今後の県教育のビジョンについて、でしたが…
市議会を見てきた者としては教育長の答弁が物足りなかったです。
教育現場について、権限委譲や先生の与える影響力についてもう少し突っ込んだ意見を取り交わしたほうが、子どもたちの未来のために良いのではないでしょうか。
事務方としては難しいのかもしれませんが。。
その他、いくつも
おかしいな…
あ…マスコミ向けに条例検討中としたな…
などの質問・答弁がありましたが
詳細はまた後日。
本当は今日アップしたかったんですが、
実を言うと今日…県議会控え室のネットが、
ネットワーク構築・プリンタ変更のため使えず=約3時間も使用できず
まとめられませんでしたので。
申し訳ありません。
【概要・質問通告より】
民主党側からは
1.職員の給与削減の継続について
2.財政運営一般について
3.契約関係等について
4.タミフル(抗インフルエンザウイルス薬)の購入について
5.待機児童の解消について
6.結婚支援について
7.企業庁の事業収束について
8.情報システムについて
9.教育について
10.突入救助について
自民党の側からは
1.財政問題について
2.空港問題について
3..高齢者施設における身体拘束について
4.特定健診・特定保健指導について
5.光化学スモッグ対策について
6.硫酸ピッチの生成の禁止に関する条例について
7.エネルギーフロントランナーちば推進戦略について
8.ちばデスティネーションキャンペーン後の観光振興について
9.農林水産業の振興について
(1)農林業の振興
(2)水産業の振興
10.公共工事の入札制度の見直しについて
11.道路問題について
12.千葉県教育の戦略的なビジョンについて
午前中は自民党・政調会長岡村 泰明 議員、
午後は民主党・議員会長の河野としのり議員。
柏の市議会とは打って変わって、とてもおとなしい議会です。
ヤジは聞こえてきませんし、私語も滅多にない。
私は一番前の議席なので、チョロチョロ振り向くこともできずに聞いていましたが、後ろは眠っていたんでしょうかね?
内容がわからなくて、ヤジも声かけられない、という状態ならこれまた問題ですが…
とにかく騒がしい柏の市議会とはだいぶ違うので戸惑いました。
さて肝心の内容ですが、
ひとつは今日提出をされました議案第21号議案の県職員の給与カットの条例案も含めて、民主・自民両党とも、県職員の給与カットという非常手段を使わねばならない財政の逼迫状況がどの程度なのか、という質問がされました。
堂本知事からは、景気の堅調な回復により税収が増加すると予測しているのにも関わらず実質的なプラスの額が79億円に満たない理由は、政府が地方自治体の経営努力を認めず自己の財政負担軽減に走っているためだとの責任転嫁と県のお手盛りの事業選択の話が強調されたにとどまりました。
確かに国が地方自治体をないがしろにし、財源移譲と交付税の大幅減額をセットとした三位一体の改革などの政府の姿勢は、地方いじめの側面があり、この点に同意する事はできます。
しかしだからといって予算編成権が知事に在る以上、予算編成に際して税収増が、財政の再建につながらないのは知事の責任であり、経営責任逃れでしかありません。
県民負担増となった「定率減税の廃止」という措置が借金返済に充てられず、または福祉資金としての使われ方をしていない、今年度の予算編成について、河野会長が訴えたように「知事は県民の納得のいく説明をするべき」だったのではないでしょうか。
職員の給与カットも、河野会長が指摘したとおり、他県とは違って千葉県では民間給与(従業員100人以上の大企業ではなく、50人程度の会社も含めたもの)と比較して公務員給与が平均9000円超低い状態が続いていて人事委員会から是正勧告がきているとのこと。
今回の労使交渉の説明では、30歳以下の若年者のカットが見送られたようですが、一番家計的に苦しい高校大学生を抱える、40歳代の一般職員についてはカットが更に2年続きます。都合6年間給与カットが行われることは、全職員の8割を占める日夜治安の維持に神経をすり減らして頑張っている警察官や、教育の荒廃に歯止めをかけ朝から晩まで部活に勉強に共同生活に児童生徒の成長を願っている学校現場の先生にしわ寄せがいき、士気の停滞を招いていくことになりはしないでしょうか。
全国を対象としたマスコミの公務員たたきと、
千葉県職員の現状は、その違いに説明が必要でありそうです。
もうひとつは
教育に対する質問が、別の角度ではありますが重複しました。
河野会長からは校長の人事権について、自民からは教育三関連法案と今後の県教育のビジョンについて、でしたが…
市議会を見てきた者としては教育長の答弁が物足りなかったです。
教育現場について、権限委譲や先生の与える影響力についてもう少し突っ込んだ意見を取り交わしたほうが、子どもたちの未来のために良いのではないでしょうか。
事務方としては難しいのかもしれませんが。。
その他、いくつも
おかしいな…
あ…マスコミ向けに条例検討中としたな…
などの質問・答弁がありましたが
詳細はまた後日。
本当は今日アップしたかったんですが、
実を言うと今日…県議会控え室のネットが、
ネットワーク構築・プリンタ変更のため使えず=約3時間も使用できず
まとめられませんでしたので。
申し訳ありません。
【概要・質問通告より】
民主党側からは
1.職員の給与削減の継続について
2.財政運営一般について
3.契約関係等について
4.タミフル(抗インフルエンザウイルス薬)の購入について
5.待機児童の解消について
6.結婚支援について
7.企業庁の事業収束について
8.情報システムについて
9.教育について
10.突入救助について
自民党の側からは
1.財政問題について
2.空港問題について
3..高齢者施設における身体拘束について
4.特定健診・特定保健指導について
5.光化学スモッグ対策について
6.硫酸ピッチの生成の禁止に関する条例について
7.エネルギーフロントランナーちば推進戦略について
8.ちばデスティネーションキャンペーン後の観光振興について
9.農林水産業の振興について
(1)農林業の振興
(2)水産業の振興
10.公共工事の入札制度の見直しについて
11.道路問題について
12.千葉県教育の戦略的なビジョンについて
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