事務整理

2007年6月15日 国会・国政
昨日の腰の痛みが残っていましたが、なんとか事務整理と何件かのアポイントだけこなしてきました。

現在国会で延長論が出ています。
これまでも十分な審議もしないまま強行採決をされた例がありました。(国民投票法、少年法、更生保護法、社会保険庁改革…)

あれも重要法案、これも重要法案。
安倍総理が急いだ国民投票法案、今から見てもやはり重要法案に位置づけしたことに理解に苦しみます。
公務員制度改革、天下り・談合防止、政治とお金、教育改革関連、社会保険庁改革・年金事項撤廃…
その他にも次々と医療や介護の分野で不足や不正が明るみに出ています。

国民投票やこれまで通ってきた法律案は残っている審議より重要だったのでしょうか。

政治はある意味で、多くの方面に目を配りながら、利害関係に調整をつけ、課題解決の優先順位を決めていく作業でもあります。

その優先順位を誤れば、為政者として批判を浴びることになる。

今でさえ、審議時間の目安に達しない不十分な重要法案があり、その穴埋めに国会の会期の延長を求める安倍内閣は最低でも、「優先順位を間違えました。この法案については“今”やっておかなければ、“これこれこのように”国民生活に大きな悪影響をもたらしますので審議してください」と説明をしお願いをしなければ行政の長として向いていないということになるのではないでしょうか。

国会議員は国民の代表者なんです。
例えていえば町会の人が集まって決め事をする総会のときに「まだ課題が解決しないのでまた明日集まって下さい」などといおうものなら「俺にも予定があるんだ」と批難が沸騰するのは目に見えています。
その課題解決が町会の重要事項であるときには役員会にお任せ下さいともいえません。軽度の問題なら先送りもやむを得ないと思うでしょうが。
その順番を間違えたら「なんで先にやらないんだ」となるのは程度の違いこそあれ一緒なんです。

話題転じて

それに各地方自治体も戦々恐々でしょう。国の方から、参院選挙のために予算が組まれて税金が回されてきていますが…

すでに、必要な機材も発注して印刷発注済なんではないでしょうか。
7月29日投票のポスターですとか、腕章ですとか、もし刷りなおしとしたら一体いくらかかることやら。それこそ税金の無駄遣い。

それに既に不在者投票所や投開票の人員の予定を確保しているはず。
選挙事務の立会人も町会などにお願いしてスケジュールを空けてもらっている。
そのお弁当も手配済みでしょう。

人件費やお弁当の違約金なんてものは発生しない、と思いますが(もし発生したらそれこそ莫大な税金が投入されることになるはず)。

仮に国会が延長され、結果として参院選投開票が延びれば

柏市は市議選を控えているので、各候補者にも影響が大きくなります。
柏市の選挙期日は、7月29日告示、8月5日投票。これは決定で動きません。参院選が1週間延びたとすれば参院選は7月12日公示29日投開票。選挙の準備期間は全て参院選挙活動期間中で、参院選投開票日の29日は活動に制約が出てきます(公職選挙法)。

柏のことはちっぽけなことかもしれませんが…多くの投開票に関わる方のスケジュール変更に伴う人員確保作業や機材の刷りなおしは、国民の側から見て、ムダにしか思えないと思うのですが。

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