政府が悪評高いホワイトカラーエグゼンプション(WE)の導入を見送った。参院選を控えて、今の状況では提出できないと判断したのだろう。

ただ、この制度が悪いという思いではないらしい。選挙前に民主党に得点を与える必要は無いという判断のようだ。消費税の議論と同じで、ただ単に先送りしてごまかすのは国民を愚弄する行為だと思う。

経済界は「WEの見送りは、総理の決断だから仕方がない。だが、(パート労働法改正など)全部セットの話なんだから、全部なし、ということだ」(日本経団連幹部)と話す。

労働関連法改正の議論の中で、残業代の割増率を増加する、パートへの年金加入の拡大、最低賃金の改正などもあわせて議論されてされていたものは全て白紙ということだ。

これだけ大きな労働者の要求と引換えに「どうしても導入したい」とこだわってきたWE制度、それだけ労働者に負担をかけるということがわかっていたからだと改めて認識をする。

【出展】朝日新聞
http://www.asahi.com/politics/update/0116/011.html

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