会派「新政」として否決に回った議案について

19号議案柏市市営駐車場の指定管理者の指定についてと25号議案平成17年度柏市駐車場事業特別会計について反対しました。

19号については、選定委員会において選定された公社を平成18年4月から23年3月まで指定管理者として認定する議案。会派「新政」はこの選定過程について疑問が残るとして否決に回りましたが賛成多数で可決されました。

疑問が残った理由は、
（1）選定の基準となる評価項目を決定するのが市役所職員であり、選定委員会のメンバーも市役所職員のみで公正な選定ができるのか
（2）評価項目の中で市長の指示によって新たに追加された項目において、公社と次点の民間企業の順位が逆転していること
（3）（2）の設定項目が不自然に高得点であること
（4）同様に（2）の評価項目が「経費節減」であるのにもかかわらず一番安い金額を提示した企業が一番高い点数を獲得していないこと
（5）議事録でも委員の間からも問題があるのではないか、などのやり取りがあるのにも関わらず最終的に提出された資料で審査を行っていること
などが挙げられ、なんらかの意図が働いたのではないか、と考えられます。

こうした観点から、今回の指定管理者の選定については、到底公平な選定が行われたとはいいがたく、また選定委員会に市民または複数の市役所職員以外のメンバーが必要として、否決にまわりました。

また25号議案については、19号の駐車場事業について上記の5つの疑問点から、もう少し安い債務負担行為で管理運営できたはずであるという結論から否決に回りました。

議員となってから初めての体験でしたが、残念なことに議案を否決するまでに至りませんでした。