指定管理者制度

2005年8月18日 調査
9月の定例議会に提出される予定の指定管理者制度関連の勉強会を開催。

管理委託制度がなくなるため、来年9月までに、地方自治体は指定管理者に公の施設を管理を任せるか、直接運営するか、の判断をしなければならないことになっています(法改正)。

このため、柏市でも指定管理者制度を導入する施設と、導入しない施設とに区分けの作業を行い、今回の9月議会に?指定管理者制度を導入するための基本的なルール作り→条例制定、?指定管理者制度を導入する施設の管理を対象とした条例の制定、?関連する条例の改正を提案するとの事です。

簡単に言えば、いままで「役所の仕事」だった公の施設の管理を民間会社やNPO団体に任せることができるようになる制度です。(いわゆる官から民へ、ですね)

管理委託と指定管理者制度の違いは、施設使用の許可権限を指定管理者に持たせ、管理者が独自で判断する事ができるようになること。そして指定できる団体の規制が縮小されたことです。

例としては例えば市営プール。
市営のプールを市が管理するより民間団体に管理してもらったほうが、サービスが向上する、ということになるなら指定管理者にお任せしましょう。と判断したとすると・・・
それによって、空いている時間が長くなったり、対応が丁寧になったり、ということが期待できるでしょう。

このような制度について審議が行われる議会が来月2日に始まります。ポイントはサービス向上・費用対効果・安全性などについてと思われます。

基本的には官から民への流れは大賛成。ただいくつか気になる点があります。

ひとつは、指定管理者の選定ルール。

選定委員会が役所主導であることで、健全な競争が期待できるかということ。
選定する際の評価項目の設定をする人と、評価をする人が同じであると事前に談合などが生じる恐れがあるのではないかということ。

二つ目には指定管理者に指定される民間団体について。

今までにない取り組みですから、民間団体の育成が追いついておらず、結局従来と同じ団体が引き受けることになるのではないか、ということ。

などが心配です。

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